2013年01月21日

最近のモンハンやる夫スレ

以前読んでいたモンハン系やる夫スレは大体終わり(完結未完は置いといて)、今読んでいるのも面白いのがあるので紹介。

(今回は第1スレが立った順かつそのアドレス)

「やる夫モンスターハンター〜黒の鎧〜」
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/12973/storage/1334254506.html
武器とモンスター、モンスターとハンターの関係を使っているだけで、そのほとんどはオリジナルな作品。
普通のハンターと種族(というか部族)ハンターがいる世界。
種族ハンターに育てられた人間やる夫は育ての親とその村を滅ぼしたもんスターを討つ為に放浪していた……
やる夫はF的に言うと一日5回しか飲めないみなもとを10回20回飲んでチート的強さを得ているのだが(勿論反動は生半可なものではない)、けして強すぎるというイメージを持たせないのが面白い。
この作品に出てくる祖龍は主人公と相対することで「文明を滅ぼす」という設定も納得できる強さになっている。
たぶん、Fに出てくるミラたちは劣化クローンとか(外見だけは一緒の)幼生体とかなんだろうと思えてしまう。(実際それに近い設定がないとあの多さは説明できない)
個人的には片足を失っていてもG級ハンターで飛竜に飛翔斬を咬ませられるやらない夫がお気に入り。

「やらない夫はモンスターハンターになるようです」
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/12973/storage/1339152160.html
今回紹介する作品の中では一番オーソドックスな作品。
旧大陸(〜P2G)と新大陸(3・P3〜)の中間にある(オリジナルな)大陸が舞台。
その設定、世界観は概ね基本どおりなのだが……主人公の指導者に当たるアイルーが凄い。
上級くらいなら単独で撃破できるわ、本来アイルーならできない属性開放を使えるわという突出した存在(その指導アイルー以外のオトモアイルーは比較的ゲーム設定に沿っている)。
公式小説・コミックにも指導アイルーは存在している(エピックのセンセイ、蒼点の証のフブキ等)ものの、その彼らと比べてもこの作品の指導アイルーは規格外だ。
そのキャストも含めて……
公式小説・コミックはおろかゲーム内でもあまり描かれてないハンターギルドの実態を”こうじゃないかな?”的に描いているのを見るのも楽しい。

「記憶喪失のやらない子は狩人として生きてゆくそうです」
(第1スレは仮題のためタイトルが別物)
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/12973/storage/1342038288.html
P3、ユクモ村が舞台の作品。
この作品も結構原作に忠実なのだが、ハンター以外の設定にかなりのオリジナリティがある。
また、この作品の「ハンターは人なのにモンスターを狩れるのか」の設定は新しい。
俺は「猫めしや弁当の食材の副作用で竜人種に近い身体に改造されていっている」説だったのだが、この作品を読んでこの作品での「ハンターとは特殊かつ強力なパンプアップできる才能を持っている」説を推す事にした。
パンプアップなら時間制限あるのも納得行くし。
主人公が女性なのはモンハン系作品では珍しい。

「モンハン自衛隊」
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/12973/storage/1345428198.html
今回イチのお勧め作品。
P2Gがベース。
「戦国自衛隊の事件(原作では(結果的に)全滅しているが、この作品では幾人かは戻ってきている模様)が起こった後の世界。次のタイムスリップが近いうちに起きることを予測した自衛隊は過去に飛んでも対応できる部隊を編成し、タイムスリップが起きるであろう場所に派遣を開始した。が、部隊全員に作戦内容を伝える前にタイムスリップが起きてしまった。しかも部隊が跳んだ先は戦国時代どころか、この世界ですらなかった」
跳んだ先が、森丘でも密林でも砂漠すらでもなく、雪山(それても頂上付近)という点でまず上手い。
これで自衛隊の力の一つ、機動力が半減する。
(頂上付近では動けるが、山を降りることは難しいので)
もう一つの力である銃器による火力。
これは部隊がP2Gで雪山、出てくる相手から考えると……
自衛隊が理想の自衛隊として(今の所)描かれており、その自衛隊とモンスターハンター世界の狩人と住人の対比も面白い。

ほかにもモンハンベースの作品はあるのだけれど、そのほとんどが安価形式なので追いかけていない。


モンスターハンターは主人公の対戦相手(モンスター)が多く、武器も多種多彩なので名作RPGらの次くらい(トップ3はDQシリーズ・メガテンシリーズ・メタルマックスシリーズあたり)にやる夫スレ化される。
が、RPGと比べ骨子となるストーリーが皆無なので、消えていくものも多かった。
そこを作者の力で補えれば、一気に人気作品になりえる気がする。
(今は公式小説・漫画が多くなり、参考にしやすくなったともいえる)

posted by 壬風蛙 | Comment(1) | TrackBack(0) | AA駄文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
> 骨子となるストーリーが皆無

同人で流行る漫画の条件を備えていますね。
既成のものに寄りかからずに、自分で想像して物語を作り上げるのが好きな者にとってはかえってやりやすいものです。
Posted by at 2015年06月02日 09:20
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