2009年06月01日

温帯亡失

「英雄より探偵」の数時間前に書いたが、PCの強制再起動を喰らったせいで登校できなかった記事がブログエディターのほうには記録が残ってたことに気付いたので投稿。
ぶっちゃけ、かなりの妄言につき続きを読む人は注意。

いや、こんなタイトルだけれどファンはファンですよ、マジで。
(JUNE系は流石に読んでないけれど)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090527-00000525-san-ent

ここ数年、グインの最新刊にぜんぜん追いつけていなかったので闘病していたことすら知らなかった。
伊集院のほうではそういうことあまり書かないし。

俺がファンタジーという世界を好きになるきっかけは間違いなくグイン・サーガ。
通っていた高校の図書室になぜか1巻2巻だけがあった。
読みふけった後、学校の近場の古本屋を探し1巻から(確か)6巻までと外伝の2巻を少ない小遣いから捻出して買ったのを覚えている。
当時既に26巻まで出ていたので、なかなか追いつけなかったのもいい思い出だ…
それから一時期は追いついて新刊を出るのを待っている状態だったのだが、イシュトが変な方向に走らされ始めた頃から読むのが辛くなってきて(だって七人の魔導師に出てくるイシュトにはどうやったってなりそうにないし…シルヴィアもどんどん酷い扱いになってくるし)だんだん疎遠に。
気がつけばその約50巻。
最近は”もうグインが出てる巻だけ読もうかな”とまで思うところにまできていた。
でも、これからはゆっくり読み進めていっても離されることは絶対に無くなったわけだ…

個人的にはグインサーガは未完であってもおかしくない物語だと思っていたので、完結することは無いとなっても実はそれほどショックではなかったりする。
しかしその一方で伊集院大介の新しい話が読めなくなったことにかなりのショックを受けている。
ゾディアックを境に明確にそっちの空気を混入(それ以前にも耽美な空気はあったが腐気ではなかった)されてはいたが、それはそれで伊集院大介の世界にそこまでミスマッチではなかった。
むしろ、それを困惑しながらもいなす伊集院大介の姿を楽しめてもいた。
けれど、彼がいる世界の話をもう読むことはできない。
この事は栗本先生自身の訃報よりも大きなショックだ。(失礼な話であるとは思うけれど)

晩年自分の趣味嗜好を作品に練りこみすぎた感はあるものの(勿論JUNE系の作品に入れるのは問題なかったのだが)、栗本先生は間違いなく耽美、(推理ではなく)探偵、ファンタジーの各ジャンルでトップクラスだった。
特にファンタジーでは”日本では数少ない正統派を書ける作家”だと(勝手ながら)思っている。
(だからこそ、腐気が濃くなり始めたことに落胆してしまったのだが)
ただただ勿体無い、早すぎる。
もういい年だったし、腐海から抜け出すことはできないだろうけれど、それでも、文句や愚痴を言いながらでも先生の新作を読み続けていきたかった。
…やっぱ、俺って屈折してるよな。
「心よりご冥福をお祈りします」
グダグダ書かなくてもこう書けばいいのだけれど、なんかもうまとまらないことでも書かないとなんか落ち着かなくて…


グインを誰かが引き継いで、と書いているブログをいくつか見たがそれは止めたほうがいいと思う。
他人が書くと漫画以上に違和感が生まれるから。
西村京太郎先生が「名探偵が多すぎる」で世界の名探偵を書いていたけれど、作品自体は面白かったのだけれど、各探偵はやはりどこか違うとしこりみたいなものを感じた。



タグ:栗本薫 小説 fan
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